ブータンパロツェチュお祭りツアー
概要
ブータン文化発見ツアーでは、国の文化や習慣を肌で感じることができるなど、間違いなく素晴らしい機会となる種々の宗教祭を催しています。パロ・チェチュ祭ではブータン王国の中でも代表とされる華やかな祭りを思い出に残してみませんか?
パロ・チェチュ祭は17世紀より毎年開催されています。1644年のパロ・ゾン Paro Dzong要塞への祈りの念とともにブータン国創始者であるガワン・ナムゲル Zhabdrung Ngawang NamgyelおよびPonpo Rigzin Nyingpoを敬い、祝う祭事です。
この祭事はブータン太陰暦で月の10日目に始まりそこから5日間続き、15日目に終了します。2019年は3月17日から21日となっています。
このツアーではブータンの豊かな文化や歴史を詳しく知ることができます。ご利益があると信じられており、お祭り当日には多くの家族連れや友人同士が会場に集まりますが、参加者は皆伝統的な装具を身にまとっっています。
祭りの最終日にはグル・トンドル Guru Throngdrolという巨大なタンカ(掛け軸)のご開帳を目にするでしょう。トンドルは古代の仏教徒の良い見本で見ている人に常に見ていたいと思わせる大掛け軸です。それらは広域に捧げられる全ての見物人の罪を浄化すると言われています。
ブータンのパロ・チェチュ祭ツアーはブータンの人々の仏教に対する信条の綿密な洞察力や生活様式を深く知ってもらうだけではありません。人々が大切にしている自然、文化的に豊かな場所も訪れるので、ブータン随一の壮大な自然を探索する間に「魂と精神性」を掘り下げたい認識力のある訪問者に特にあっています。
旅程
1日目:パロ国際空港に到着、車両でホテルへ
パロへのフライトは世界有数のヒマラヤ越えができる方法の一つです。目の前に広がる壮大な峰々の姿をご覧ください。入国審査と税関手続きが終わるとDream Bhutanの代表者がお客様をお出迎え、パロのホテルまでお送りします。ホテルでのチェックインおよび小休憩の後はパロ峡谷の農場家屋への訪問を予定しております。ブータンの伝統農法を間近で見学できます。
その後キチュ・ラカン寺院 Kychu templeを拝観します。キチュ・ラカンは7世紀にチベットのソンツェン・ガンポ国王 Songsten Gampoによって建立された108の寺院です。
さらに「鉄橋の建設者」タントン・ギャルポ卿によって建てられたDungse Lhakhang寺院も訪れます。夜はパロの街を散策するので、その際地元の人々との交流をお楽しみください。
パロのホテルに宿泊
2日目:パロ・チェチュ祭
この日は彩り豊かでブータン随一の人気であるパロ・チェチュ祭を見学します。他の民族舞踊同様、祭で披露される伝統的な仮面を身に着けた踊り手の舞踊に夢中になりreceive blessings and socialize.この祭事はブータンの仏教を創始した祖師グル・リンポチェを尊い、拝むためのお祝いとされています。この祭りに参加すれば誰でも、その人が今まで犯してきた罪を洗い流せると信じられています。
パロのホテルに宿泊
3日目:パロからティンプーへ
早朝の朝食後、車でおよそ1時間かけてティンプーへ移動します。ティンプーはブータンの首都で現代社会システムを有する街です。到着後、毎年開催される祭事Thongdroel ceremonyの最終日に参加します。 この祭事ではグル・リンポチェの巨大な刺繍画がゾンの壁面に飾られています。この絹製の刺繍画は建物全体が覆われてしまうほど巨大です。そのため国中で
最も神聖な恩恵の一つと言われています。
式典見学後は車でメモリアルチョルテンへと向かいます。メモリアルチョルテンは1952年から1972年まで統治していた3代目国王の追悼として建てられました。その後、Tendrel Thangを訪れ祭事のの2日目に参加します。およそ1時間、多くの信仰心篤い人々とその儀式をお楽しみください。
次に国立織物博物館へ。ここは数多くの美術品や工芸品、織物、タンカを所蔵しており、職人が細やかなデザインを織っているところを見学します。ブータンの織物文化や生活方法の神髄を描写した博物館に魅了されることでしょう。
昼食後は車で30分かけて移動し、そこから歩いてタンゴ寺院 Tango Monasteryへと向かいます。春になると一面に咲き誇るシャクナゲの樹木に覆われたルートを通っていきます。この寺院は僧の高等教育の拠点となっている場所です。寺院から周辺の見事な景色を見渡せます。寺院散策後は車道まで戻り、車でティンプーへ向かいます。
ティンプーのホテルに宿泊
4日目:ティンプーからプナカ(1300m/4,265フィート)へ。76㎞/2~3時間
朝食後、ドチュラ Dochulaへの道を経由してプナカおよびウォンディ Wangdueへ向かいます。天気が良ければヒマラヤ山脈の素晴らしい景色が望めます。ここではブータン国王の幸福を願った王妃 Ashi Dorji Wangmo Wangchukによって建てられた108基のチョルテンや、同じく彼女が4代目国王の名において建てたドゥック・ワンギャル寺院 Druk Wangyal Lhakangを拝観します。Druk Wangyal Lhakang寺院の美術館にはブータン国王の統治時に重要な出来事の一部の美しい壁画展示のコレクションが所蔵されています。
その後プナカへ移動します。プナカ Punakhaはティンプーが首都になる以前に首都だった地です。途中、Metsina村に立ち寄り昼食を取った後、Devine Madam's寺院(チミラカン)を拝観します。ここは多産(子宝に恵まれる)ご利益があるとして有名です。
そこからプナカ・ゾン Punakha Dzongを散策します。プナカ・ゾンはPho-Chu(男性の川)とMo-Chu(女性の川)の連結箇所に位置する建造物です。このゾンは1637年にこの地域で宗教上・行政上の役人として仕えていたZhabdrung Ngawang Namgyalによって建造されました。このゾンでは
質の高い木工芸品を見て回ります。
夕方、Sangchen Dorji Lhuendup Lhakhang尼寺を拝観し、プナカ・ウォンディ峡谷の素晴らしい眺めをお楽しみください。
プナカのホテルに宿泊
5日目:タクツァン寺院へハイキング
朝食後、まずはタイガーネスト寺院へのハイキングポイントまで車で向かいます。そこからおよそ1時間かけて寺院まで歩きます。寺院から望むパロ峡谷およびパロを囲む風景は素晴らしいものです。この寺院は峡谷の地上から900m切り立った岩の上にータンにおいて仏教徒の象徴と信じられているグルPadmasambhavaがここで約3カ月間治療を行ったという説があります。また、グルリンポチェがTigressの裏手にあるKenpajongからここに飛び移り、国を脅かす悪魔と戦ったとも信じられているそうです。
寺院拝観後は車道まで下り、眺めの良いカフェテリアで昼食をとります。昼食後は7世紀に国王Songsten Gampoが建てた108寺院の1つ、キチュ・ラカンを訪れ、車でホテルへ。。
夜はホットストーンバスでリラクゼーションを存分にお楽しみください。
パロのホテルに宿泊
6日目:帰国
このエキサイティングなツアーもこの日で終了となります。Dream Bhutanの代表者がお客様のフライト時刻に合わせて車でパロ国際空港までお見送りいたします。
◎代金に含まれているもの
・専用車での輸送費用
・ブータン旅行に必要な許可証
・英語の話せるブータン人ガイド、運転手
・宿泊費(基本的にツインまたはシングルルーム)
・旅程にそった観光スポットおよび僧院拝観料
・食事代:基本的に朝昼晩
・ブータン国税料(1名様65ドル/日)
・ブータンビザ代金
・カトマンズ-パロの往復航空運賃(他都市からパロへ行かれる場合はご希望により)
◎代金に含まれていないもの
・海外保険料およびその他各種保険料
・自然災害または予測不可能な状況により発生する追加料金
・飲み物、ガイドへのチップなど個人の意志で負担する料金
よくある質問
ブータンの文化と生活様式はどうですか。
ブータンの文化と生活様式は、仏教の教えが織り交ざり華やかで活気に満ちています。こうしたスタイルはチベットの習慣と類似しています。というのも、ブータンは一時期チベットの辺境植民地であったという歴史がありました。数世紀もの間チベット王族によって統治されていた間も、彼らは何百年と続いた過去栄光に誇りを持っていました。
また自然精霊崇拝をしていた時代があったことから、彼らの文化や生活様式は農業や牧畜と密接に関連しています。そのため文化遺産や僧院の訪問を重要視し、仏教のカレンダーによって年に一度吉兆の月に聖地巡礼を行っています。
ブータンの生活が農業と密接な関係にあるというのは上記の通りですが、文化の豊かさも特徴的です。女性はウール製の覆いの付いたシルクやサテンの「バク」と言われる伝統衣装を着用します。それに髪型は常にショートヘア、これはチベット並びに文化の似た隣国とは明らかに異なります。
豊かな文化とともに生きるブータンの人々は悪の精神よりも神の存在を崇拝しており、新年のロサールや、儀式・祭式を伴ったその他の行事を盛り上げるのと同様に収穫祭も盛大に祝います。女性が民族衣装で着飾るのと同様に男性も短いチェック柄のスカートにシルクやサテンのシャツ「バク」、帽子と言った特有の衣装です。
大半の人々は糸で通された神聖なネックレスを常に持ち歩いています。祈りの際に木製のブロンズやシルバーでできた回転させる法具を回したりしながらこのネックレスを使って数えていきます。
ブータンの人々は食べることや宴が大好きです。ブータン料理はチベット料理とよく似ており、現地では人々がローフ・モモ(肉だんご)麺、野菜と肉類の入った料理、それに米や野菜、果物が盛りだくさんの料理を食べながら楽しんでいるのを目にします。
彼らの生活様式は全て古き文化と伝統に基づいています。自然と仏教、それに悪を追い払うという一部タントラ教の教えが調和した、農業を主体とする質素だけれども幸せな生活です。悪を払うため、ブータンではどの家庭も朝晩の祈りの際には祈りの旗に加えジュニパーやアザレア(魔除けの効果があるとされるツツジ科の植物)のお香を焚く習慣があります。
宗教的な面以外の日常生活においても、文化や伝統が昔のままで残されています。例えば西洋医学とは異なる、古来より伝わる現地で採取した薬草を使った療法。国内の医療機関でも今日に至るまで、数百年も前からの知恵を医学体系を取り入れています。
こうしたことから、ブータン訪問の際は古き良き豊かな伝統文化による心暖かいもてなしを受けることでしょう。これこそが「ブータン流」の歓迎なのです。