ネパールトレッキングインフォメーション
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ネパールでのトレッキング体験は、生涯忘れることのない財産です。毎年多くのトレッカーがトレッキングを目的にネパールへとやってきます。ネパール側は国内の数多くの主流トレッキングエリアで、活力にあふれ冒険心溢れるツアーを多数ご用意しております。ネパール国内の主なトレッキング区域はエベレスト Everest 、アンナプルナ Annapuruna 、ランタン Langtang 、ムスタン Mustang 、ドルポ Dolpo 、カンチェンジュンガ Kanchenjungha 、マナスル Manasulu 地方ですが、この他にも短・長距離トレッキングがたくさんございます。ほとんどのトレッカーは静けさや大自然、それぞれ異なる民族同士の共生方法、シャクナゲなどが自生する深く・豊富な森、下りゆく滝、心地よい景観や伝統的な居住地、食物の育ちにくい不毛な土地、人里離れた、あるいは曲がりくねった道、石に掘られた芸術作品、祈りを捧げる集団、神聖な宗教とその聖域、多岐にわたる祝祭での地域水準の高さなど、様々なことに遭遇し、感じとる機会があるはずです。けれどもトレッカーが最も欲する体験は、世界最高峰エベレスト Everest (8,848m)をはじめとする山々の雪に覆われた素晴らしい姿を見ることでしょう。
主催者側がネパールでのトレッキングについてご相談を受ける際、基本的に世界中のトレッカーに初めにご説明することが2種類ございます。それは「ティーハウストレッキング」と「キャンピングトレッキング」です。ティーハウストレッキングは近年休暇を楽しむ人々であればたいていの工程が分かっているかと思いますが、キャンピングトレッキングでは各個人全員が何かしらの荷物を運ぶ必要があります。こちらは非常にタフかつお金のかかる方法ですが、その激しさが報われることでしょう。すでにご存じかと思いますが、ティーハウストレッキングは自分のためになるもの以外の必需品を持ち運ぶ必要がないため、トレッカーにとって非常に便利です。ティーハウストレッキングではテントで一晩過ごすのではなく、より過ごしやすいキャビンや宿に泊まります。トレッカーはメニューい載っている食事でしたら何でも手に入ると思っていただいてよいかと思います。
トレッキング中、その地域の天候に関して基本的な情報を入手しておく必要があります。一番多く寄せられるお問い合わせは「トレッキングのベストシーズンはいつですか?」ですが、この返答は極めてシンプルで、3月から5月の間と、9月から12月の間の年2回です。その時期がベストな理由は?それぞれの目的地でどのようなことが体感できるのか?その答えは「その時期がトレッキングを行うのに良い条件が揃っているから」です。3月から5月というこの期間、ほとんどのトレッキングコースの山麓ではシャクナゲをはじめとする花々や花盛りではない植物がその姿を訪問者に見せてくれます。美しい新緑真っ盛りのこの季節にネパールでトレッキングができるのは非常に素晴らしい経験となります。一方9月から12月の期間は、気温がおだやかでトレイルに雪があまり積もっていません。山で雨が降ることはなく雪もほんの少し降る程度なので、これらの時期は1年で最もトレッキングを行いやすい季節といえます。
トレッカーはトレッキングの目的や時期、期間、体力などを考慮し、計画を立てていくことができます。ネパール側はトレッキングの距離や難易度、区域、自然の度合い、許可証の有無、民族や収容との触れ合いといった条件に応じて様々なコースをご用意しております。エベレストベースキャンプ Everest Base Camp 、エベレストスリーパス Everest Three Pass 、アンナプルナサーキット Annapurna Circuit 、マナスルベースキャンプ Manasulu Base CampおよびチュンベリーTsum Valley 、アッパードルポ Upper Dolpoおよびアッパームスタン Upper Mustang、カンチェンジュンガベースキャンプKanchenjungha Base Camp、マカルーベースキャンプMakalu Base Camp、以上のトレッキングは距離が長くかつ体力を要します。一方アンナプルナベースキャンプ Annapurna Base Camp 、ランタンバレー Lang Tang Valley 、ゴレパニ Ghorepani・プーンヒルPoonhill 、サンダリジャル Sundarijal ー チサプニ Chisapni ー ナガルコット Nagarkot 、ダンプス Dhumps ー サランコット Sarangkot 、ガンドルック Ghandruk 、ゴサインクンド Gosainkunda トレッキングは距離も短くかつ容易なコースです。マナスルおよびチュンベリー、アッパームスタンおよびアッパードルポトレッキングは一部制限エリアがあり、また都市から離れた地域でのトレッキングとなります。
トレッキング中はぜひ一緒に食事や住居について話し合いましょう、そして水分補給をしましょう。トレッカーがキャンピングトレッキングを選択することも考慮すると、彼らは誰にも頼ることなく全ての工程に対処しなければならなくなります。いずれにせよ(ティーハウストレッキングを選んだ場合でも)食事や宿泊施設は滞在するビジターハウスが提供することになります。メニューに記載されているものでしたら強く要望すれば食べることができます。こちらがお勧めしている地域の山岳エリアではいまだに昔ながらの住居ですが、現代風にアレンジされつつあるところをお見せできるでしょう。山では温泉水や水道水を飲むという規定はなく、ビジターハウスで山の浄水ボトルが手に入ります。トレッカーに用意される食事はほとんどが自家製です。一回の食事代はおおよそUS5~10ドルとなります。
ネパールトレッキングでは国が定めた道へお連れします。トレッカーは1日3~8時間歩き、通常何日かかけて500~1,000m登っていきます。ですので山では十分な量の水や、歩きながら食べることのできるちょっとした食糧、薬を常備していただくことをお勧めしております。ネパールではトレッキングエリアのほとんどの場所で通信機器をご利用いただけるため、ご家族やご友人などと連絡をとることができます。携帯電話やカメラなどの充電も可能です。さらに、通常US1から2ドルの追加料金を支払えばホットシャワーもお使いいただけます。現金に関しては、事前にネパールの紙幣をご用意いただくことになります。とはいえ、一部の食堂や宿泊所、店舗ではUSドルやユーロもご利用いただけます。
トレッキングの最中、登山にそぐわないタイトなジーンズやショーツ、Tシャツ、パンツなどの着用はご遠慮いただくようお願いいたします。それは一般的なデザインを着用しない、人里離れた地域の住民を不快にさせるべきではないと考えているためです。
携帯には水のボトルなどご自身の必需品を入れるのにふさわしいリュックサックがベストです。それにサングラスと日焼け止めは必需品の一部です。3月から4月のシーズンでは、日中は軽量コットン素材の服装で十分ですが、朝晩は冷え込みまた強風を伴った雨が降ることも多々あるので、そのための対策が必要となります。その対策として水をたくさん飲み、ホットスープやスタミナ食を摂取することは重要です。ゆったりとした登山靴やトレッキングシューズを履き、その他にもう一足予備のシューズ(軽量かつ暖かく、トレッキングに適したもの)があると良いでしょう。
単独でのトレッキングはお勧めいたしません。お一人の場合はガイドや門番と共に、あるいはその他の集団に加わり行動していただきたいと思っております。これは複数名または団体での行動により、様々な利点があるためです。
エベレスト区域でのトレッキングに際し、カトマンズ―ルクラ間は天候不良によりフライトが遅延または欠航となる場合がございます。このような不測の事態に備えて1日~2日程度の予備日を設定していただくことを強くお勧めしております。これまで様々な情報をお伝えしたことで、ネパールのトレッキングに興味を持っていただければ幸いです。無論、その際こちらはお客様にご満足いただけるよう手配させていただきます。数あるネパールトレッキングの中から最もチャレンジしてみたいと思えるコースをお選びください。