エベレストハネムーントレッキング
概要
世界中の新婚カップルの皆さま、世界最高峰のベースキャンプ、エベレストベースキャンプで結婚のお祝いをしてはいかがでしょうか。当社がベースキャンプまでご案内いたします。世界の頂点であるエベレスト Mt.Everest(8,848m)のベースキャンプでお祝いすれば、生涯忘れることのない歴史的なハネムーンとなります。一般に新婚の人たちは何をしますか?これは素晴らしい計画だとは思いませんか?
エベレストハネムーントレッキングはとりわけ高級感漂う宿泊施設や食事を希望される新婚カップル用に計画されています。当社は新婚カップルの方々の今後において伝説となり、人生の基盤となるようなトレッキングになることをお約束します。トレッキングの間、心健やかな日々となることは間違いありません。エベレストベースキャンプというのは1951年にテンジン・ノルゲイ・シェルパ氏とエドモンド・ヒラリー卿が利用した、ネパール随一の伝統あるコースです。毎年数多くのトレッカーがこのコースに感動を覚えて帰ってきます。ハネムーンにエベレストベースキャンプを選択肢に入れても良いのではないでしょうか。
エベレストハネムーントレッキングはカトマンズ Kathmanduからルクラ Luklaへの、短時間かつ素晴らしい景色を望むフライトに始まります。ルクラに到着したらパクディン Phakdingへの下りのハイキングを開始します。そして少しずつ進み、サガルマータ国立公園へと入っていきます。サガルマータ国立公園は世界で最も標高の高い場所に位置しており、ユネスコ世界遺産にも登録されている国立公園です。公園内でヒマラヤ固有の動植物を見ることができます。エベレスト山域最大の町ナムチェバザールにも立ち寄ります。そこで食事を楽しみましょう。次に向かうのはタンボチェ Tyangbocheです。タンボチェはサガルマータ国立公園随一の景観を誇ります。タンボチェを過ぎ、ゴラクシェプGorakshepへ。カラパタール KalaPattarを登ると見える、朝日とともに映るエベレストやその他の高峰の姿を祝いましょう。そして忘れてはならないのがこの旅のメイン、ベースキャンプです。途中、迫力ある高峰や氷河には興奮すること間違いありません。
下山道も同じです。タンボチェやナムチェ、パクディンを経由してルクラへと歩き、ルクラに着いたら飛行機でカトマンズへと戻ります。
ハイライト
・ルクラからカトマンズへの景色の良いフライト
・エベレストベースキャンプでの忘れられない思い出となる新婚祝い
・豪華な宿泊施設と食事
・ナムチェバザール、ホテルエベレストビュー、シェルパ文化ミュージアム、チベタンマーケットなど
・サガルマータ国立公園と、そこで見られる動植物
・シェルパ族の人々と、垣間見える彼らの生活風景
・カラパタールおよびエベレストベースキャンプから望むローツェ Lhotse(8,516m/27,940フィート)、マカルー Makalu(8,462m/27,762フィート)、チョー・オユー Cho Oyu(8,201m/26,906フィート)、そしてエベレスト(8,848m/29,029フィート)
宿泊施設
カトマンズ市内では五つ星ホテルをご用意しております。トレッキング中の宿泊施設においてもAグレードの施設をご用意いたします。快適にお過ごしいただけるでしょう。
食事について
カトマンズでは朝食が、トレッキング中は朝昼夕食が付いております。メニューにつきましては、ロッジまたはゲストハウスにてメニューからお好きなものをお選びいただけます。楽しいひと時をお過ごしください。大人数の団体であれば、とりわけ混雑するシーズン(9~12月)であれば、ビュッフェスタイルになる場合がございます。トレッキング中、山での朝食は前夜に宿泊したゲストハウスで用意されます。昼食はその日の目的地の途中で、夕食は当日宿泊するゲストハウスにて提供されます。地元の食材を使ったオーガニック料理は大変評判が良いです。
旅行の時期
ネパールでのトレッキングは秋(9~12月)と春(3~5月)がベストです。秋は天候がよく気持ちの良い季節で、高峰の眺めは素晴らしいです。
一方春はシャクナゲの花が咲き誇り、丘を美しく彩ります。そのため大変多くのトレッカー達は春にランタン Langtang―ゴサインクンド Gosainkundトレックを経験した後、シャクナゲの美しさから春がベストシーズンだと思っています。
冬(12~2月)は寒さと山々を覆いつくすほどの雲から、トレッキングは非常に困難です。
夏はトレッキングを行うには暑すぎます。また大雨も降るので、山歩きだけでなくフライトにも影響が出てしまいます。
どの程度の体力が必要か
1日に5~7時間山歩きできる体力があれば問題ありません。このトレッキングはエベレスト山域内に多少体力的にきつい箇所があるものの、そこまで難易度が高くありません。ジョギングなどごく普通のトレーニングや距離の短いハイキングを行うと、スタミナがつくので山に対して少し自信が持てるようになります。何よりトレッキング経験のある方や技術的な訓練をされた方にお勧めしております。こうした技術が何かしらで役立つでしょう。
出発点への行きかた
トレッキング出発地点であるルクラへは、カトマンズから飛行機を利用します(35分間のフライト)。そこはエベレストベースキャンプトレッキングの起点です。復路も同様にルクラまで歩き、カトマンズまで飛行機で戻ります。フライトはおよそ35分間と短いですが、景色が良いのでご覧になってはいかがでしょうか。
危険性
エベレストハネムーントレッキングでは滑りやすい場所も急坂もないので、通常恐ろしい思いをすることはありません。雪崩や氷河に遭遇することもありません。
それでもトレッカーの中には脱水症状やスタミナ不足から、高山病にかかってしまう人もいます。ですので体調が悪い時は、ためらわずにトレッキングリーダーまたはガイドに伝えるようにしてください。彼らは相応の処置をしてくれます。高地では温かい飲み物を飲み、喫煙はしないようにしてください。そして栄養バランスのとれた食事と十分な睡眠が何より大事です。
注:当社で申し込みをされた際、持病等ある場合はご出発前に医者に診てもらう、または当社にお知らせください。
旅程
1日目:カトマンズ トリブバン国際空港に到着
トリブバン国際空港(カトマンズ)に到着したら当社の代表者が空港の外でお出迎えしており、共にご宿泊のホテルへと向かいます。ホテルにて休憩の後、簡単なオリエンテーションを行います。その際ガイドやポーターを紹介した上で旅の説明をいたします。こちらでも旅の必需品をご用意しております。パスポートサイズの写真を3枚、パスポート、旅行保険は必ずご用意ください。
2日目:カトマンズ盆地観光とトレッキングの準備
朝食後の午前8時頃から観光へ出発します。専用バン等を利用し、プロのタウンガイドがご案内する観光です。パシュパティナートやスワヤンブナート、ボダナート、パタン等盆地内のユネスコ世界遺産を訪れます。途中昼食をとり、昼食後再び観光へ出かけます。この日の観光終了時刻は午後4時頃です。夕方はトレッキングに必要な用具を買いに行く時間があります。
3日目:ルクラまでのフライト後、パクディン Phakdhin(2,652m/8,699フィート)へ、歩行距離:8㎞、歩行時間:3時間)
ルクラまでのフライトはわずか35分間ですが、景色に定評があります。トリブバン国際空港の国内線からの出発です。天候不良のため遅延する可能性がありますが、そこはどうぞご理解ください。ルクラの空港に着きましたら、トレッキングチームと合流します。それにポーターも加え、パクディンへ向けてトレッキングを開始します。パクディンはルクラよりも標高が低いので、この日は平坦または下りの道を歩いていきます。
パクディンのティーハウスに宿泊
4日目:パクディンからナムチェ Namcheへ(3,440m/11,280フィート)、歩行時間:6時間30分
この日のトレッキングは朝食後からとなります。世界一標高の高い国立公園に位置する、ユネスコ世界遺産のサガルマータ国立公園へと入ります。国立公園の入り口ジョルサレ Jorsaleで入域料を支払います。その後はつり橋が待っており、つり橋を渡ると急勾配が続き、ナムチェに到着です。
ナムチェのティーハウスに宿泊
5日目:高度順応日。エベレストビューホテルまでハイキング、歩行距離:3~4㎞、歩行時間:3~4時間
ナムチェでの高度順応日はなくてはなりません。順応日を設けずに急いで登ってしまうと高山病にかかる危険性があります。この日はナムチェ周辺を散策し、ホテルエベレストビューまで登り、その他シェルパ博物館を訪れます。また美しいクムジュン村 Khumjungへも足を延ばします。
ナムチェのティーハウスに宿泊
6日目:ナムチェからタンボチェ Tyangbocheへ(3,860m/12,660フィート)、歩行距離:10~11㎞、歩行時間:5時間
高度に順応し体力が回復していたらタンボチェへと出発します。開始30分ほどは平坦な道を歩き、その後川に到着するまで下りが続きます。そして川を越えたらタンボチェに到着まで登りの道です。タンボチェで僧院を散策します。
7日目:タンボチェからディンボチェ Dingbocheへ(4,410m/14,464フィート)、歩行距離:11~12㎞、歩行時間:5時間
この日は全体的にサガルマータ国立公園内を歩きます。マツやシャクナゲ、オーク、モミの木々に覆われた道を通るので、ディンボチェまでは大変楽しい道のりです。
タンボチェのティーハウスに宿泊
8日目:高度順応日。ディンボチェ―ナガルジュン Nagarjun往復ハイキング、歩行距離:5~6㎞、歩行時間:4~5時間
この日は2度目の高度順応日です。ディンボチェからナガルジュンにかけて散策します。急がずリラックスを心掛けてご自身の体を高度に順応させていきましょう。
ディンボチェのティーハウスに宿泊
9日目:ディンボチェからロブチェ Lobucheへ(4,910m/16,105フィート)、歩行距離:11~12時間、歩行時間:5時間
この日のトレッキングでは、スカイラインにマツの木および植生が見えます。この辺りから標高が上がるごとに少しずつ息苦しさを感じ始め、呼吸がしづらくなってくるでしょう。
ロブチェのティーハウスに宿泊
10日目:ロブチェからエベレストベースキャンプへ(5,364m/17,594フィート)およびゴラクシェプ Gorakshepへ、歩行距離:14~15㎞、歩行時間:8時間
この日は他の日に比べ、多少ハードな日となります。まずエベレストベースキャンプへ行き、その後ゴラクシェプまで戻って夜を明かします。エベレストベースキャンプからローツェやヌプツェなど高峰の息を呑むような景色が望めます。ですが、残念ながらエベレストベースキャンプからエベレストは望めません。
ゴラクシェプのディーハウスに宿泊
11日目:ゴラクシェプからカラ・パタール Kala Pattar(5,545m/18,188フィート)およびペリチェ Periche(4,210m)へ、歩行距離:13~14㎞、歩行時間:7時間
この日はカラ・パタールまで登り、エベレストやプモリなどの高峰から顔を出す神々しい朝日を見に行きます。共にその美しさに酔いしれましょう。頂上付近は大変風が強いのでご注意ください。カラ・パタールに15分ほどいたら、ゴラクシェプへと戻り、ゴラクシェプに着いたらペリチェまで下山します。
ペリチェのティーハウスに宿泊
12日目:ペリチェからナムチェへ(3,440m/11,280フィート)へ、歩行距離:14~15㎞、歩行距離:7時間
この日はナムチェに向けて来た道と同じ道を下山します。同じ道ですが、サガルマータ国立公園を楽しみながら歩きましょう。
ナムチェのティーハウスに宿泊
13日目:ナムチェからルクラ(2,800m/9,184フィート)へ、歩行距離:18~19㎞、歩行時間:7時間
この日はエベレスト山域の玄関口であるナムチェからの出発です。サガルマータ国立公園に別れを告げ、最終的にルクラに向けて歩きます。この日の夜は、この壮大な旅から無事に帰って来れたことを祝いましょう。翌日のカトマンズへのフライトを楽しみにしていてください。
14日目:ルクラからカトマンズへのフライト
わずか35分間ではありますが、ルクラからカトマンズへのフライトで、美しい景色をお楽しみください。カトマンズに到着すると、当社の代表者がお待ちしており、市内のホテルまでご案内します。
料金に含まるもの
- カトマンズ国際空港~カトマンズのホテルまでの送迎料
- カトマンズのホテル一泊(ツーリストクラスホテル朝食付き)
- エベレスト国立公園代
- TIMS カード, エベレストビレッジパミット
- カトマンズールクラーカトマンズ(飛行機のチケット)
- カトマンズのホテル〜国内空港〜カトマンズのホテルまで車代
- トレッキング中の食事1日3食(朝、昼、晩御飯付き)
- トレッキング中のロッジ宿泊
- 寝袋とダウンジャケット(ご希望の場合)
- ネパール政府からのガイドトレーニングを受講して10年以上山登り経験があるフレンドリーなガイド、ポーター
- (ガイド、ポーターの食費、宿泊費、移動費、装備道具、給料、保険料)
- (ポーターは2名様以上の参加に限り含まれます。1名様参加の場合別途追加料金が掛かります、ポーター1名につき20キロまで負担)
- エベレストトレッキングマップ&トレッキング証明書
- ファーストエイドキット
料金に含まれないもの
- ネパールまでの国際線航空運賃
- ネパールビザ代
- 海外旅行保険
- トレッキング前と後の食事代(お昼と晩御飯)
- ガイド・ポーターのチップ(渡す習慣があります)
- トレッキング中の飲み物代
- ポーター追加の場合料金がかかります。(2名以上でのご参加の場合、ポーター料金に含まれます)
- 料金に含まれるもの以外はお客様からのお支払いをお願いいたします。
よくある質問
Q.女性単独で参加できるトレッキングか?
A.はい、女性単独で参加される方もいらっしゃいます。ただしガイドやポーターを伴わない女性の単独トレッキングはお勧めできません。逆を言えば、彼らと同行すれば1人でも安全です。いろいろなところを案内してくれるでしょう。
Q.トレッキングに常備薬を持ってたらよいでしょうか?
A.はい。一般的な病気に備えて応急用の常備薬をいくつか持っていくのは不可欠といって良いでしょう。特にあると便利なのはアスピリン(解熱鎮痛剤)、包帯、絆創膏、ちょっとした怪我やマメができたときなどに使える薬などです。また持病のある方は、必ず第一に主治医と相談したうえで必要な薬を携帯するようにしてください。
Q.エベレストトレッキングやツアーは安全ですか?
A.ご安心ください。もちろん安全です。10年ほど前にネパール国内においてマオイスト(ネパール共産党毛沢東主義者)と政府の間で暴動に関する法案が可決されて以来、新たな安全対策が確立しています。そのため秩序が保たれており危険はありません。また宗教や文化に寛容的でうまく調和が保たれています。何より、トレッキングをしていると道中でホスピタリティの精神にあふれ、穏やかで人懐っこい人々に出会えるという点がポイントです。
一般的に言われがちな「ネパールの空は国内線フライトに適しておらず、安全性に問題がある」を信じないでください。ネパールのパイロットは小型機で深い峡谷を翔けることに長けたベテランのパイロットばかりです。一度息を呑むような山々を見れば、その峡谷にすっかり魅了されることでしょう。
全トレッキング区域でほとんどの地点で通信機器の接続が可能です。そのため突然緊急事態に陥ることはありません。ですが健康、通信、安全性、それに高級レストランやホテル、ホームステイ、ロッジ、ティーハウスといったその他のサービスが急速に広まれば、ネパールでのトレッキングや観光がより利便性高く安全なものとなります。
Q.両替はどこで、またどのようにできますか?
A.カトマンズのトリブバン国際空港で両替できます。ですが、ツアーオペレーター(またはトレッキングオペレーター)が空港出口でお客様をお出迎えするためあまり時間がとれません。そのため両替所がたくさんあるタメルをおすすめしております。もしタメルで両替できなったとしても、ナガルコットやポカラ、チトワンといった大きな都市でも可能です。またアンナプルナサーキットトレッキングのスタート地点やベシサハールにも両替所があります。
Q.エベレストトレッキングのベストシーズンはいつですか?
A.ネパールにも四季があります。ベストシーズンは秋(9月初め~12月お正月まで)、と春(3月初め~6月間)です。秋は天気が良く心地の良い季節で、山々の最高の景色が望めます。一方春は美しいシャクナゲが咲き誇り山々を彩ります。大半のトレッカーは美しいシャクナゲの姿から、ランタン―ゴサインクンドトレックのベストシーズンは春だと答えるほどです。冬(12月~2月)は寒さと高峰を隠すほどの厚い雲が空を覆うため、トレッキングは厳しいでしょう。一方夏はトレッキングを行うには暑さがネックとなります。またフライト山歩き両面で大雨によって信仰が妨げられてしまいます。
Q.エベレストトレッキング、ハイキング、山登りの違いは何ですか?
A.通常、標高3,000m以下の山を歩くことをハイキングといいます。ハイキングは他と比べても気軽に行けるのが特徴です。トレッキングや登山の準備、または訓練としてハイキングを行う人もいます。ハイキングは大きな荷物を運ぶ必要もなく、気軽に楽しめます。
一方トレッキングはハイキングに比べタフですが登山よりはきつくなく、一般的に6,000m以下での山歩きを指します。とはいえ、難易度を調節することもできます。というのも、1回のトレッキングは5日から25日とコースが様々です。こうした変化に富んだコースの中の、より難易度の高いコースでは、息を呑むような高峰の景色をパノラマで望むことができます。
Q.ネパールの気候について知りたいですが、寒いですか?
A.ネパールにも春夏(雨期)秋冬と四季があります。まず春は日中気温が35度前後まで上昇して厳しい暑さに見舞われることもあります。次に夏は18~30度と、春ほどの暑さになるわけではないものの、毎日のように雨が降ります。一方秋は気温が10~30度と、暑くも寒くもない心地の良い季節です。そして冬の間は平野部で4~20度、または25度、山岳地帯で-3~-10度または-15度です。つまり春と夏が暑く、秋と冬が寒いと感じるでしょう。それでもネパールは暑さ、寒さともにそこまで厳しくはありません。ただし、地形同様気候も様々で、丘陵地帯(カトマンズなど)、平野部(チトワン国立公園など)、山岳地帯(エベレスト山域、アンナプルナ山域など)でかなり異なります。
Q.ネパールでトレッキングを行うには、どの程度の体力が必要ですか?またどのような訓練をしたら良いですか?
A.体力があるに越したことはありません。トレッキングでは通常3,000m以上の山を4~8時間かけて歩きます。そのため山でそのくらいの時間を歩き続ける体力があれば、トレッキングを十分に行えるでしょう。日常的に過度に飲酒される方やヘビースモーカーの方は、重大な病気を引き起こす、あるいはその他不測の事態を起こす恐れがありますので、4,000m以上のへ行くことはお勧めしておりません。それでもなお4,000m以上のトレッキングをご希望の場合は医者と相談の上、薬を携帯していただくようお願いいたします。
持久力向上にはジョギングやちょっとしたハイキングなどの有酸素運動が有効です。
Q.エベレストトレッキングは何日かかりますか?またどの程度困難ですか?
A.ネパールには多種多様なコースがあり、期間も3~27日と様々です。短距離では3,000~4,000mの山々を3~7日間かけて歩きます。一方長距離であれば6,000m級の高峰を10~27日間で往復します。ネパールでのトレッキングでは、急勾配や滑りやすい道、時には氷河地帯を歩くことも、かたや美しい峡谷や珍しい地形を歩くこともあります。また1日中急勾配を歩く日もあれば、次の日は全て下りということもあります。ですのでどのようなトレイルでも歩けるスタミナをつけておく必要があります。
Q.ティーハウストレッキング、キャンピングトレッキングとは何ですか?
A.ネパールではティーハウストレッキングとキャンピングトレッキングの2種類が可能です。ティーハウストレッキングではティーハウス(茶店)またはゲストハウスに宿泊し、食事は宿泊する宿でとるというスタイルで、食事メニューはお好みのものを選ぶことができます。一方キャンピングトレッキングはテントに寝泊まりします。そのため食材および必需品全てを持ち運ぶポーターを、コースや人数に応じて雇う必要があります。食事はコック(ポーターを兼ねる場合もあり)が作ります。食事提供においてシェルパは心強いでしょう。トレッカー個々の必要なもの全てを自身で持ち運ぶのは非常に困難です。とはいえ、キャンピングトレッキングは自然に対峙した、本当の意味でのトレッキングと言えます。
最近は運営側、トレッカー共に利便性を感じるティーハウストレッキングの方が圧倒的に人気があります。人気トレッキングコースのほとんどでティーハウスあるいはゲストハウスがあります。それどころか一部のコースでは豪華なホテルやリゾートもある程です。
Q.ロッジで食事や水を提供してくれますか?また、それらの衛生状態も心配なのですが。
A.はい。食事や水は、宿泊するロッジや途中昼食等で立ち寄る茶店で提供してくれます。手に入る水は精製された水や沸騰させた水、ペットボトルなので安全性に問題はありません。その代わり、水道水や井戸水、小川や川の水は使用しないでください。
食事は地元の食材を使ったオーガニック料理で、こちらも衛生面で問題はありません。
Q.私はベジタリアンですが、何かしら問題が生じますか?
A.いいえ、全く問題ありません。道中ではビーガン(菜食主義者)メニュー、ノンベジタリアンメニュー両方用意されています。種類こそ多くはありませんが、各種パンやシリアル、カレーライスといったビーガン用の食事をとることができます。全て現地で獲れた、あるいは収穫された野菜をふんだんに使ったオーガニック料理を味わえますので、ベジタリアンだからといって問題が生じることはありません。
Q.ガイドやポーターは雇うべきですか?また彼らに別々にチップを支払った方が良いですか?
A.ネパールでのトレッキングを最大限に楽しみたいのであれば、ガイドやポーターは必要です。彼らはいろいろな方法で旅の手助けをしてくれるでしょう。契約内容にある仕事だけでなく山歩きにおいても、食事提供の際も、旅の道中に必要なこと全ての管理を彼らに任せることができます。何より、現在ネパール政府は個人の旅行者がガイドを伴わずに標高4,000m以上の地点でトレッキングを行うことを許可しないという法案を導入しています。この法案は称賛に値するものです。
チップについては、現状彼らはお客様からのチップを期待しています。別々にチップを渡すことでガイドとポーターによるいさかいの可能性は格段に減るでしょう。どうぞ彼らにチップをお渡しください。
Q.高山病になってしまった、あるいは怪我をした際はどのようなサポートをしてくれますか?
A.まず、リーダーがそのような事態にならないよう注意してみてくれるでしょう。それでも万一高山病になってしまったり怪我をしてしまったら、ガイドやポーターがすぐさま対処し、病状または怪我の状態や特性を見分けてくれます。彼らは標高の低い場所で休息を取る(怪我の場合は適切な応急処置を施す)ことで数日間で回復すると考えています。それでもなお良くならない、または悪化してしまった場合は、ガイドのリーダーが旅行会社等に連絡し、ただちに下山となります。その際、旅行保険に加入していれば治療費などを自己負担せずにすみます。
Q.旅行保険には加入しておくべきですか?
A.トレッキングに出かけるなら、旅行保険は確認しなくてはならない最も重要な項目です。ヒマラヤ山脈へ行けば、いつ事故や病気に見舞われるか誰もわかりません。その際、ただちに処置をしなくてはならない場合もあります。そのため旅行保険が怪我や病気に関して全ての費用をカバーしてくれるのかどうかを確認しておくと良いでしょう。そうしないと個人で負担するには高額すぎようとも、全額自己負担しなければいけなくなります。ご出発前に旅行保険には必ず加入するようにしてください。
Q.通信状況は良いですか?
A.ネパールでの大半のトレッキングエリアには通信機器が設けてあります。特にアンナプルナ、ランタン、そしてエベレスト山域の全ゲストハウスあるいはティーハウスではWi-Fiが利用可能で、チャットや画像・動画をご家族やご友人に送ることができます。ですがパスワード取得には200~400ルピーかかります。
マナスル、マカルー、カンチェンジュンガ山域といったその他の僻地やトレッキング制限区域ではインターネットは現在使用できません。とはいえ、電話は全てのエリアで利用できます。
Q.ネパールの携帯電話NTCまたはNCELLのSIMカードはどこで購入できますか?
A.NTCおよびNCELLのSIMカードはカトマンズの空港に到着後購入できます。ですが到着時にSIMを購入すると時間がかかってしまいます。そのためタメルまたは宿泊されるホテル付近で購入すると良いでしょう。街角にあるお店で簡単に買えます。その他チトワンやベシサハール、ポカラでも購入できます。購入の際はパスポートおよびパスポートサイズの写真3枚が必要です。
宿泊施設でWi-Fiを使用できないのであれば、同時にデータパックの購入もお勧めします。
Q.トレッキングにはどのようなものを持っていけば良いですか?
Q.旅行代金以外に所持金はいくらくらいかかりますか?
A.以下はおおよその価格です。
・ガイドとポーター費用:それぞれ5~10ドル
・食事一品:2~8ドル
・ビール:・4~8ドル
・Wi-Fi利用料(パスワード取得):200~400ルピー
・ホットシャワー利用料:200~500ルピー
その他の買い物代金、クラブ、レストラン、マッサージ・スパ代などはそれぞれ値段が異なります。
Q.予約および支払い方法を教えてください
A.旅行出発日の3ヶ月前に旅行代金の20~30%をお支払いいただくと予約が可能です。この時おおまかな計画を立てておいてください。ご予約の時点ですでに旅行出発日に近い場合は電子メールまたはトレッキング会社(またはツアー会社)に出向き、直接予約をしていただくのが一般的です。頭金は返金できませんので、充分に検討いただいた上でご予約いただきますようお願いいたします。
Q.空港に誰か迎えに来てくれますか?
A.お申込みいただいたトレッキング会社(またはツアー会社)の代表者が到着日に空港でお客様を出迎えいたします。代表者はお客様のお名前あるいは団体名のプラカードを提示しておりますので、外に出ていただければすぐに見つかるかと思います。合流後はホテルへご案内いたします。
Q.旅行中、トイレやシャワー室はどのようなものですか?
A.カトマンズやポカラ、チトワン、ベシサハール、ナガルコットといった都市部ではトイレ・シャワー共に西洋式ですのでご安心ください。ですがトレッキング道中では通常、屋外に設置されている共同トイレ・シャワーを利用します。山岳地帯ではトイレ付きの部屋はほとんどありません。エベレスト、アンナプルナ、ランタンといった主要トレッキングエリアには現代的なトイレ・シャワーを備えた豪華な宿泊施設いくつかありますが、それでも見つけるのは困難です。ネパールでのトレッキングでトイレ・シャワーの付いた部屋は期待しない方が賢明でしょう。
山のロッジやティーハウスには太陽光発電を設けているためシャワーが可能ですが、一部ではシャワーが浴びれずバケツシャワーになることもあります。バケツシャワーは主に僻地やマカルー、カンチェンジュンガ、マナスルといった制限エリアで見られます。
シャワー代金は一回の利用につき200~500ルピーです。
Q.ネパールの時差は何時間ですか?また国番号は何番ですか?
A.時差はグリニッジ標準時刻から+5.45時間(日本から-3.15時間)です。国番号は+977です。
Q.観光ビザはネパール到着後でも取得できますか?
A.トリブバン国際空港のイミグレーションオフィスにて、アライバルビザが取得できます。申請は決して難しいものではなく数分でできます。
とはいえ、トレッキングシーズン(春と秋)は長蛇の列ができて時間がかかる場合があります。あらかじめご承知ください。
その他の時期(夏や冬)では基本的に時間がかかりません。
観光ビザ以外のビザを取得したいのであれば、一度観光ビザ取得後、必要条件が満たされていれば後日変更が可能です。
アライバルビザ取得には下記の手順行ってください
1.入国カードに記入
2.観光ビザのオンライン申請手順に従って入力
オンライン申請は空港到着前でも入力できます。入国審査の際、入力が完了した後に出てくるバーコード部分を印刷したものを提出しなければなりません。この受領証は15日間有効です。15日間を過ぎてしまった場合は再度フォームに入力し直すことになりますので、フォームの入力は到着より15日以内にお願いいたします。
あるいは到着後に空港の機械からでもできます。
3.ビザの代金の支払い
ビザ申請フォームが出来上がったら空港内に設置されている銀行でビザ代金をお支払いください。ご希望のビザの滞在日数(15日間、30日間、90日間のいずれか)に応じて金額が異なります。
アライバルビザの代金は以下の通りです。※2019年5月の時点
・15日間:25USドル
・30日間:40USドル
・90日間:100USドル
4.ビザ支払いの領収証受領
支払い時に領間もなく収証は忘れずにお受け取りください。
5.オンライン申請時に印刷したもの、支払い領収証、パスポートの提出
ここまで終わりましたら、もう間もなくビザを取得できます。
中にはビザの取得が必要なくネパール滞在できる人もいます。
以下がその条件に当てはまります。 ※2019年5月の時点
・年齢が10歳以下の者
・SAARC圏内の国籍者(アフガニスタンを除く)の初めの30日間
・MoFA/Nepalesse diplomatic missions abroad発行のNRN(Non Resident Nepali)会員用フリービザ所有者
・中国国籍者
・中国、ブラジル、ロシア、タイ国の行政官(免除協定の適用のため)
Q.大地震後のトレッキング道の状況はどうですか?
A.現在ネパールのトレッキング道は安全です。2015年4月に発生した大地震によってランタン山域は大きな損壊を受けてしまいました。その損壊により美しい自然を誇るランタンバレーが一部廃墟と化し、多くの住民が棲む家と財産をなくしてしまいました。そのためランタンバレーの住民は他の地域への移住を余儀なくされました。ですが、現在はランタン山域も完全復旧しつつあります。アンナプルナやエベレスト、ランタン山域といった主要なトレッキングエリアでは通話やWi-Fi設備も整っています。遠征中にご家族やご友人と連絡を取ることができます。
トレッキング用具
靴
- 登山靴または軽登山靴
- 登山用靴下
服装
- ダウンジャケットまたは化繊ジャケット
- ジャンパーまたは毛織物のジャケット
- ハイキング用ズボン
- ウォータープルーフのジャケットまたはポンチョ
その他
- 傘(折りたたみ)
- 日よけ帽子
- リュックサックおよびダッフルバッグ
- 寝袋
- サングラス
- ヘッドライト
- 懐中電灯および予備の電池
雑多用品
- トイレット用品およびタオル
- トイレットペーパー
- 日焼け止めローションまたはクリーム
- 薬および救急用具
- カメラ
- 水筒または水ボトル
- ストック
アドバイス
ネパール観光トレックスからのアドバイス:
*トレッキングに行く前にカトマンズに到着されたら日本円またはUSドルよりもネパールルピーを所持されることをお勧めいたします。カトマンズ市内では比較的良いレートで両替が可能です。
*カトマンズからポカラのフライトなら右側、カトマンズからルクラなら左側の窓際席を選ぶと良いでしょう。そうすれば窓からヒマラヤの美しい姿を見ることができます。
*高山病対策としてダイアモックス錠を常備されることをお勧めいたします。当社のツアーに参加される方には無料でお分けします。また、浄水錠剤が必要な方は、カトマンズ市内で購入することができます。
*トレッキング中は十分な水分補給を心がけてください。暖かい飲み物も効果的です。
*トレッキング中の飲酒および喫煙はご遠慮ください。標高2,500m以上の場所では特に危険です。
*高地での肉食は決しておすすめできません。高地では鮮度の悪い肉も多いため胃腸に大変負担がかかり、目的地までたどり着けなくなる可能性がございます。
*トレッキング道具はカトマンズでも安く買うことができます。スティックや寝袋はレンタル用具もございますが、数に限りがありますので事前にご相談ください。
*トレイルでは動物にご注意ください。登山道で荷物を背負ったヤクやロバとすれ違う場合は登山者は山側で待機してください。決して谷側で待機しないでください。荷物に押されて谷に転落する危険があります。
*山ではゴミを捨てず、ゴミ箱に入れましょう。
*トレッキング中はガイドの指示に従ってください。
*トレッキング中に下痢や嘔吐、発熱、疲労・倦怠感、めまいなどの症状が出ましたら速やかにガイドにお知らせください。ガイドまたはクルーがいつでも応急処置いたします。
*日本を出国する前に旅行保険には必ず加入してきてください。高山病、怪我または病気になった場合はヘリコプターによる救助が行われますが、救急搬送は高額な費用がかかります。
口コミ
ネパールへ行く前からスケジュールについて連絡を取り合ってくれて安全で快適なトレッキングができました。エベレストベースキャンプとカラパタールトレッキングに参加しました。トレッキング中にはたくさんの人との交流、最高の景色でなかなかできない体験ができました。ガイドさんはかなりプロでいろいろ山のことを教えてくれました。一生に残る旅ができてとても嬉しいです。ありがとうございました。