プーンヒルトレッキング3日間
概要
プーンヒルトレッキング 3日間はネパールの人気があるトレッキングの中で一つです。このトレッキング中アンナプルナ1, ダウラギリ山, アンナプルナ南, フィッシュテイル, ダウラギリヒマラヤレンジとマナスルヒマラヤレンジが見ることができます。
プーンヒルトレッキング 3日間はポカラから車で所要約1時間半のナヤプルNayapulから始まります。コースの途中には大きな吊り橋がいくつかあり、標高を登っていくごとに眼下に広がるその景色は増していきます。その後はゴレパニGhorepaniやプーンヒルPoon Hillなどを巡り、その景色は忘れられないものとなるでしょう。中でもプーンヒルはこのアンナプルナ地域で最も人気のあるスポットです。アンナプルナ・ヒマラヤ山脈にはマウント・ダウラギリMt.Dhaulagiri(8,167m)がそびえます。
ネパール観光トレックスはこのゴレパニ・プーンヒルトレッキングを通じて、訪れた方々と自然が特別な関係を築けるような素晴らしい機会を提供いたします。
山の宿について
プーンヒルトレッキングは3~6日間です(旅程により異なる場合もあります)。都市部だけでなくトレイル沿いでもホテルのグレードを選べます。
特にゲストハウスは多数あるので、食事やその他サービスなどお客様のニーズに合った宿が見つかります。より自然にこだわりたい方はテントを使ったキャンピングスタイルの旅も可能です。衛生状態やサービスの質、所在地、食事や費用を基準に宿泊施設を選ぶと良いでしょう。提供される食事はホテルやゲストハウスにより異なりますが、世界各国から訪れるトレッカーの好みに応じてネパール、インド、イタリアン、チベタンあるいはコンチネンタルなどがございます。
プーンヒルとレッツキング3日間の天気について
春(2月中旬~6月中旬)や秋(9月~11月)のベストシーズンでは、昼は陽気で暖かいものの夜はひんやりと寒く、気温が氷点下になることもあります。プーンヒルに向けて歩く際、標高の高くない地域では暖かいけれども、目的地に着くと凍える寒さを感じるくらい温度差は激しいです。また天候は様々な自然の要因や季節の変わり目に起こりがちな天候パターンにより急に変わる可能性があり、予測が難しいのも事実です。そのため基本的には温和であると思っていただいて良いですが、天候による不測の事態にも対処できるように意識しておいてください。
プーンヒルトレッキング3日間での朝日について
このコースのハイライトは雪をかぶった山脈から昇る朝日の光景です。早朝5時前後に起床、準備後にプーンヒルに向けて出発します。山頂到着後数分から数時間(季節により異なります)経つと、太陽が峰々に黄金の光線を放ちながら、背後からゆっくりとその姿を現します。
ただでさえその景色は非常に美しいのですが、黄金の朝日が加わることによりさらに人々を魅了するものとなります。早朝は凍えるような寒さ、かつ人気スポットのため大変込み合いますが、どこまでも続く太陽光線によって光り輝く峰々に一度目を注げば全てが報われると感じることでしょう。朝日よりもより静かな夕日を好むトレッカーもいます。夕日を望む場合は、光り輝く太陽がその後ゆっくりと山の背後へとその姿を消してゆくまで、暖かな天候を満喫できます。
旅程
1日目:カトマンズからポカラ(823m)へ飛行機(25分)ポカラからからバンタテイ ジップ そこからゴレパニ(3164m)までトレッキング(2時間)。ロッジ泊。
2日目:ゴレパニからプーンヒル(3164m)までハイキング。その後バンタテイまでトレッキング(2時間)。ジップでポカラ(860m)。ロッジ泊。
3日目:ポカラからカトマンズへ飛行機(25分)。ホテル泊。
料金に含まるもの
- ポカラのホテル1泊 (ツリスートクラスホテル朝ごはん付き)
- ACAP (アナパルナ保護地域許可)
- TIMS カード
- 寝袋とダウンジャケット(ご希望の場合)
- カトマンズ〜ポカラーカトマンズ(飛行機代)
- ポカラ~ナヤプル〜ポカラまでの輸送料
- トレッキング中のご飯1日3食(朝、昼、晩御飯付き)
- トレッキング中のロッジ宿泊
- ネパール政府からのガイドトレニングして10年以上山登り経験があるフレンドリーなガイド、ポーター
- (ガイド、ポーターの食費、宿泊費、移動費、装備道具、給料、保険料)
- (ポーターは2名様以上の参加に限り含まれます。1名様参加の場合別途追加料金が掛かります、ポーター1名につき20キロまで負担)
- アンナプルナトレッキングマップ&トレッキング証明書
- ファーストエイドキット
含まらないもの:
- ネパールまでの国際飛行機代
- ネパールビザ代
- お客様の海外保険
- トレッキング前と後の食事代(お昼と晩御飯)
- ガイド・ポーターのチェップ(渡す習慣があります)
- トレッキング中の飲み物代
- ポーター追加の場合料金がかかります。(2名以上でのご参加の場合、ポーター料金に含まれます)
- 料金に含まれてないもの以外お客様から支払いさせていただきます。
よくある質問
Q.プーンヒルトレッキング3日間に参加したいです。壮麗ではありますが、長たらしく退屈で途中で嫌になったりしないでしょうか? A.その答えはプーンヒルトレッキングが教えてくれるでしょう。アンナプルナ山域はネパール屈指の美しさを誇ります。まずは自然美とやすらぎを兼ね備えたこの探検ツアーに出かける準備をしてみてはいかがでしょうか。 プーンヒルトレッキングはアンナプルナ山域トレックの中でも最善のコースであると言われています。その理由はアンナプルナ山脈とダウラギリ全体がはっきりとパノラマビューで望めるため。美しさと冒険要素が入り混じることからショートアンナプルナサーキットとも呼ばれています。興奮を覚える山々の景色もさる事ながら、それぞれの地域で異なる地形や、各地域に居住する民族の多様性も見て取ることができます。主な現地住民であるマガール族、グルン族、それにタクリの人々が形成している特有の生活様式や仏教文化が、旅路に文化的な豊かさを加えてくれるはずです。いくつかの丘を越えシャクナゲの森を抜けると、アンナプルナ山脈やダウラギリ、ヒウンチュリ、フィッシュテイル Fishtailなど数々の名峰の美しい景色に魅了され、一歩進めるたびに天にも昇るような気分にさせてくれるでしょう。 プーンヒルトレッキングはとりわけ朝日のビューポイントとして有名です。この丘の頂点から見ることができます。はるか遠く、チベットの山々とともに映る朝日の光景には誰もが感奮するはずです。5~6日間と期間が短めかつ平均的な標高の比較的容易なハイキングであり、高山病の危険性は高くありません。とはいえ、出発前に適度な運動をしておくと本番がより楽になります。単にトレッキング道を歩くだけではなく、滝や温泉、シャクナゲの花で覆われた森から希少な鳥や動物まで、自然の秘宝との出会いもこのトレッキングの魅力の一つです。自然と密接した気持ちの良いトレッキングで、楽園への旅路を成す自然・静穏・美、これらが混ざり合った感覚を体験することとなります。 Q.女性単独で参加できますか? A.はい、女性単独で参加される方もいらっしゃいます。ただしガイドやポーターを伴わない女性の単独トレッキングはお勧めできません。逆を言えば、彼らと同行すれば1人でも安全です。いろいろなところを案内してくれるでしょう。 Q.トレッキングに常備薬を持って行った方がよいでしょうか? A.はい。一般的な病気に備えて応急用の常備薬をいくつか持っていくのは不可欠といって良いでしょう。特にあると便利なのはアスピリン(解熱鎮痛剤)、包帯、絆創膏、ちょっとした怪我やマメができたときなどに使える薬などです。また持病のある方は、必ず第一に主治医と相談したうえで必要な薬を携帯するようにしてください。 プーンヒルトレッキング(アンナプルナ)はどんなところですか。 峡谷の美しい村とネパールりんごで有名なポカラのトレッキングアンナプルナ山域はぜひ訪れていただきたい場所です。ここはアンナプルナ保護計画区域(ACAP)で、連峰ルートだけでなくまだあまり知られていないルートでトレッカーをうならせるネパール屈指の山域です。トレッキングでは保護区内の100種以上の植物との出会いがあり、またネパールの国花であるシャクナゲの森を通ります。トレッキングを通じて目まぐるしく変化する景色に目を凝らし、それぞれの民族が暮らす村人との文化交流の機会が待っています。 アンナプルナ AnnapurnaⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、一部アンナプルナサウス Annapurna South、ダウラギリなどDhaulagiriの頂上を含むアンナプルナ山域は世界有数のルートです。中でも特に人気のあるルートはアンナプルナサーキット Annapurna Circuit、アンナプルナルベースキャンプ Annapurna Base Camp、ゴレパニ・プーンヒル Ghorepani Poon Hill、アンナプルナ・シクリス Annapurna Siklis、ロイヤルトレック Royal Trek、ジョムソン・ムクティナート Jomsom Muktinath、マルディ・ヒマールMardi Himalトレックなど、こうしたルートではティーハウスおよびキャンピングトレックどちらも可能です。山々はどれも申し分なく同じ景色は見当たりません。途中で通る村や寺院にはネパールやチベット、それにトランスヒマラヤ山脈のサブカルチャーが垣間見えるなど、興味あるものが盛りだくさん。様々な景色、その景色と同居する各民族が暮らす村および村人たちの文化を肌で感じてみてください。 このコースの最高地点は峡谷の頂上である標高5,416mのトロン・パス Thron La Passです。ここへ行くには巨大な河マルシャンディ Marsyangdiや世界最深の谷カリガンダキ Kaligandaki峡谷を通っていきます。この峠越えが困難なため、このサーキットは通常反時計回りのルートとなっています。。初心者は高山病に注意が必要です。人通りの多い山道とともに長距離かつ人里離れた山の背も歩きます。その都度森や伝統的な村についての解説があります。目的地では時間を忘れさせてくれるような眺めや景色、天気に来てよかったと思えるはずです。このトレックは文化と素晴らしい景色がどちらも楽しめる、最も美しいトレッキングエリアです。ネパールでの休暇をお考えなら、我々ネパール観光トレックスは温かなもてなしでお出迎えいたします。また、お客様が当社とともに素敵な時間を過ごし、忘れられない思い出を残せることをお約束いたします。 Q.ネパールでのトレッキングやツアーは安全ですか? A.ご安心ください。もちろん安全です。10年ほど前にネパール国内においてマオイスト(ネパール共産党毛沢東主義者)と政府の間で暴動に関する法案が可決されて以来、新たな安全対策が確立しています。そのため秩序が保たれており危険はありません。また宗教や文化に寛容的でうまく調和が保たれています。何より、トレッキングをしていると道中でホスピタリティの精神にあふれ、穏やかで人懐っこい人々に出会えるという点がポイントです。 一般的に言われがちな「ネパールの空は国内線フライトに適しておらず、安全性に問題がある」を信じないでください。ネパールのパイロットは小型機で深い峡谷を翔けることに長けたベテランのパイロットばかりです。一度息を呑むような山々を見れば、その峡谷にすっかり魅了されることでしょう。 全トレッキング区域でほとんどの地点で通信機器の接続が可能です。そのため突然緊急事態に陥ることはありません。ですが健康、通信、安全性、それに高級レストランやホテル、ホームステイ、ロッジ、ティーハウスといったその他のサービスが急速に広まれば、ネパールでのトレッキングや観光がより利便性高く安全なものとなります。 Q.両替はどこで、またどのようにしてできますか? A.カトマンズのトリブバン国際空港で両替できます。ですが、ツアーオペレーター(またはトレッキングオペレーター)が空港出口でお客様をお出迎えするためあまり時間がとれません。そのため両替所がたくさんあるタメルをおすすめしております。もしタメルで両替できなったとしても、ナガルコットやポカラ、チトワンといった大きな都市でも可能です。またアンナプルナサーキットトレッキングのスタート地点やベシサハールにも両替所があります。 Q.トレッキングのベストシーズンはいつですか? A.ネパールにも四季があります。ベストシーズンは秋(9月初め~12月お正月まで)、と春(3月初め~6月間)です。秋は天気が良く心地の良い季節で、山々の最高の景色が望めます。一方春は美しいシャクナゲが咲き誇り山々を彩ります。大半のトレッカーは美しいシャクナゲの姿から、ランタン―ゴサインクンドトレックのベストシーズンは春だと答えるほどです。冬(12月~2月)は寒さと高峰を隠すほどの厚い雲が空を覆うため、トレッキングは厳しいでしょう。一方夏はトレッキングを行うには暑さがネックとなります。またフライト山歩き両面で大雨によって信仰が妨げられてしまいます。 Q.トレッキング、ハイキング、山登りの違いは何ですか? A.通常、標高3,000m以下の山を歩くことをハイキングといいます。ハイキングは他と比べても気軽に行けるのが特徴です。トレッキングや登山の準備、または訓練としてハイキングを行う人もいます。ハイキングは大きな荷物を運ぶ必要もなく、気軽に楽しめます。 一方トレッキングはハイキングに比べタフですが登山よりはきつくなく、一般的に6,000m以下での山歩きを指します。とはいえ、難易度を調節することもできます。というのも、1回のトレッキングは5日から25日とコースが様々です。こうした変化に富んだコースの中の、より難易度の高いコースでは、息を呑むような高峰の景色をパノラマで望むことができます。 Q.ネパールの気候について知りたいのですが、寒いですか? A.ネパールにも春夏(雨期)秋冬と四季があります。まず春は日中気温が35度前後まで上昇して厳しい暑さに見舞われることもあります。次に夏は18~30度と、春ほどの暑さになるわけではないものの、毎日のように雨が降ります。一方秋は気温が10~30度と、暑くも寒くもない心地の良い季節です。そして冬の間は平野部で4~20度、または25度、山岳地帯で-3~-10度または-15度です。つまり春と夏が暑く、秋と冬が寒いと感じるでしょう。それでもネパールは暑さ、寒さともにそこまで厳しくはありません。ただし、地形同様気候も様々で、丘陵地帯(カトマンズなど)、平野部(チトワン国立公園など)、山岳地帯(エベレスト山域、アンナプルナ山域など)でかなり異なります。 Q.ネパールでトレッキングを行うには、どの程度の体力が必要ですか?またどのような訓練をしたら良いですか? A.体力があるに越したことはありません。トレッキングでは通常3,000m以上の山を4~8時間かけて歩きます。そのため山でそのくらいの時間を歩き続ける体力があれば、トレッキングを十分に行えるでしょう。日常的に過度に飲酒される方やヘビースモーカーの方は、重大な病気を引き起こす、あるいはその他不測の事態を起こす恐れがありますので、4,000m以上のへ行くことはお勧めしておりません。それでもなお4,000m以上のトレッキングをご希望の場合は医者と相談の上、薬を携帯していただくようお願いいたします。 持久力向上にはジョギングやちょっとしたハイキングなどの有酸素運動が有効です。 Q.トレッキングは何日かかりますか?またどの程度困難ですか? A.ネパールには多種多様なコースがあり、期間も3~27日と様々です。短距離では3,000~4,000mの山々を3~7日間かけて歩きます。一方長距離であれば6,000m級の高峰を10~27日間で往復します。ネパールでのトレッキングでは、急勾配や滑りやすい道、時には氷河地帯を歩くことも、かたや美しい峡谷や珍しい地形を歩くこともあります。また1日中急勾配を歩く日もあれば、次の日は全て下りということもあります。ですのでどのようなトレイルでも歩けるスタミナをつけておく必要があります。 Q.ティーハウストレッキング、キャンピングトレッキングとは何ですか? A.ネパールではティーハウストレッキングとキャンピングトレッキングの2種類が可能です。ティーハウストレッキングではティーハウス(茶店)またはゲストハウスに宿泊し、食事は宿泊する宿でとるというスタイルで、食事メニューはお好みのものを選ぶことができます。一方キャンピングトレッキングはテントに寝泊まりします。そのため食材および必需品全てを持ち運ぶポーターを、コースや人数に応じて雇う必要があります。食事はコック(ポーターを兼ねる場合もあり)が作ります。食事提供においてシェルパは心強いでしょう。トレッカー個々の必要なもの全てを自身で持ち運ぶのは非常に困難です。とはいえ、キャンピングトレッキングは自然に対峙した、本当の意味でのトレッキングと言えます。 最近は運営側、トレッカー共に利便性を感じるティーハウストレッキングの方が圧倒的に人気があります。人気トレッキングコースのほとんどでティーハウスあるいはゲストハウスがあります。それどころか一部のコースでは豪華なホテルやリゾートもある程です。 Q.ロッジで食事や水を提供してくれますか?また、それらの衛生状態も心配なのですが。 A.はい。食事や水は、宿泊するロッジや途中昼食等で立ち寄る茶店で提供してくれます。手に入る水は精製された水や沸騰させた水、ペットボトルなので安全性に問題はありません。その代わり、水道水や井戸水、小川や川の水は使用しないでください。 食事は地元の食材を使ったオーガニック料理で、こちらも衛生面で問題はありません。 Q.私はベジタリアンですが、何かしら問題が生じますか? A.いいえ、全く問題ありません。道中ではビーガン(菜食主義者)メニュー、ノンベジタリアンメニュー両方用意されています。種類こそ多くはありませんが、各種パンやシリアル、カレーライスといったビーガン用の食事をとることができます。全て現地で獲れた、あるいは収穫された野菜をふんだんに使ったオーガニック料理を味わえますので、ベジタリアンだからといって問題が生じることはありません。 Q.ガイドやポーターは雇うべきですか?また彼らに別々にチップを支払った方が良いですか? A.ネパールでのトレッキングを最大限に楽しみたいのであれば、ガイドやポーターは必要です。彼らはいろいろな方法で旅の手助けをしてくれるでしょう。契約内容にある仕事だけでなく山歩きにおいても、食事提供の際も、旅の道中に必要なこと全ての管理を彼らに任せることができます。何より、現在ネパール政府は個人の旅行者がガイドを伴わずに標高4,000m以上の地点でトレッキングを行うことを許可しないという法案を導入しています。この法案は称賛に値するものです。 チップについては、現状彼らはお客様からのチップを期待しています。別々にチップを渡すことでガイドとポーターによるいさかいの可能性は格段に減るでしょう。どうぞ彼らにチップをお渡しください。 Q.高山病になってしまった、あるいは怪我をした際はどのようなサポートをしてくれますか? A.まず、リーダーがそのような事態にならないよう注意してみてくれるでしょう。それでも万一高山病になってしまったり怪我をしてしまったら、ガイドやポーターがすぐさま対処し、病状または怪我の状態や特性を見分けてくれます。彼らは標高の低い場所で休息を取る(怪我の場合は適切な応急処置を施す)ことで数日間で回復すると考えています。それでもなお良くならない、または悪化してしまった場合は、ガイドのリーダーが旅行会社等に連絡し、ただちに下山となります。その際、旅行保険に加入していれば治療費などを自己負担せずにすみます。 Q.旅行保険には加入しておくべきですか? A.トレッキングに出かけるなら、旅行保険は確認しなくてはならない最も重要な項目です。ヒマラヤ山脈へ行けば、いつ事故や病気に見舞われるか誰もわかりません。その際、ただちに処置をしなくてはならない場合もあります。そのため旅行保険が怪我や病気に関して全ての費用をカバーしてくれるのかどうかを確認しておくと良いでしょう。そうしないと個人で負担するには高額すぎようとも、全額自己負担しなければいけなくなります。ご出発前に旅行保険には必ず加入するようにしてください。 Q.通信状況は良いですか? A.ネパールでの大半のトレッキングエリアには通信機器が設けてあります。特にアンナプルナ、ランタン、そしてエベレスト山域の全ゲストハウスあるいはティーハウスではWi-Fiが利用可能で、チャットや画像・動画をご家族やご友人に送ることができます。ですがパスワード取得には200~400ルピーかかります。 マナスル、マカルー、カンチェンジュンガ山域といったその他の僻地やトレッキング制限区域ではインターネットは現在使用できません。とはいえ、電話は全てのエリアで利用できます。 Q.ネパールの携帯電話NTCまたはNCELLのSIMカードはどこで購入できますか? A.NTCおよびNCELLのSIMカードはカトマンズの空港に到着後購入できます。ですが到着時にSIMを購入すると時間がかかってしまいます。そのためタメルまたは宿泊されるホテル付近で購入すると良いでしょう。街角にあるお店で簡単に買えます。その他チトワンやベシサハール、ポカラでも購入できます。購入の際はパスポートおよびパスポートサイズの写真3枚が必要です。 宿泊施設でWi-Fiを使用できないのであれば、同時にデータパックの購入もお勧めします。 Q.トレッキングにはどのようなものを持っていけば良いですか? Q.旅行代金以外に所持金はいくらくらいかかりますか? A.以下はおおよその価格です。 ・ガイドとポーター費用:それぞれ5~10ドル ・食事一品:2~8ドル ・ビール:・4~8ドル ・Wi-Fi利用料(パスワード取得):200~400ルピー ・ホットシャワー利用料:200~500ルピー その他の買い物代金、クラブ、レストラン、マッサージ・スパ代などはそれぞれ値段が異なります。 Q.予約および支払い方法を教えてください A.旅行出発日の3ヶ月前に旅行代金の20~30%をお支払いいただくと予約が可能です。この時おおまかな計画を立てておいてください。ご予約の時点ですでに旅行出発日に近い場合は電子メールまたはトレッキング会社(またはツアー会社)に出向き、直接予約をしていただくのが一般的です。頭金は返金できませんので、充分に検討いただいた上でご予約いただきますようお願いいたします。 Q.空港に誰か迎えに来てくれますか? A.お申込みいただいたトレッキング会社(またはツアー会社)の代表者が到着日に空港でお客様を出迎えいたします。代表者はお客様のお名前あるいは団体名のプラカードを提示しておりますので、外に出ていただければすぐに見つかるかと思います。合流後はホテルへご案内いたします。 Q.旅行中、トイレやシャワー室はどのようなものですか? A.カトマンズやポカラ、チトワン、ベシサハール、ナガルコットといった都市部ではトイレ・シャワー共に西洋式ですのでご安心ください。ですがトレッキング道中では通常、屋外に設置されている共同トイレ・シャワーを利用します。山岳地帯ではトイレ付きの部屋はほとんどありません。エベレスト、アンナプルナ、ランタンといった主要トレッキングエリアには現代的なトイレ・シャワーを備えた豪華な宿泊施設いくつかありますが、それでも見つけるのは困難です。ネパールでのトレッキングでトイレ・シャワーの付いた部屋は期待しない方が賢明でしょう。 山のロッジやティーハウスには太陽光発電を設けているためシャワーが可能ですが、一部ではシャワーが浴びれずバケツシャワーになることもあります。バケツシャワーは主に僻地やマカルー、カンチェンジュンガ、マナスルといった制限エリアで見られます。 シャワー代金は一回の利用につき200~500ルピーです。 Q.ネパールの時差は何時間ですか?また国番号は何番ですか? A.時差はグリニッジ標準時刻から+5.45時間(日本から-3.15時間)です。国番号は+977です。 Q.観光ビザはネパール到着後でも取得できますか? A.トリブバン国際空港のイミグレーションオフィスにて、アライバルビザが取得できます。申請は決して難しいものではなく数分でできます。 とはいえ、トレッキングシーズン(春と秋)は長蛇の列ができて時間がかかる場合があります。あらかじめご承知ください。 その他の時期(夏や冬)では基本的に時間がかかりません。 観光ビザ以外のビザを取得したいのであれば、一度観光ビザ取得後、必要条件が満たされていれば後日変更が可能です。 アライバルビザ取得には下記の手順行ってください 1.入国カードに記入 2.観光ビザのオンライン申請手順に従って入力 オンライン申請は空港到着前でも入力できます。入国審査の際、入力が完了した後に出てくるバーコード部分を印刷したものを提出しなければなりません。この受領証は15日間有効です。15日間を過ぎてしまった場合は再度フォームに入力し直すことになりますので、フォームの入力は到着より15日以内にお願いいたします。 あるいは到着後に空港の機械からでもできます。 3.ビザの代金の支払い ビザ申請フォームが出来上がったら空港内に設置されている銀行でビザ代金をお支払いください。ご希望のビザの滞在日数(15日間、30日間、90日間のいずれか)に応じて金額が異なります。 アライバルビザの代金は以下の通りです。※2019年5月の時点 ・15日間:25USドル ・30日間:40USドル ・90日間:100USドル 4.ビザ支払いの領収証受領 支払い時に領間もなく収証は忘れずにお受け取りください。 5.オンライン申請時に印刷したもの、支払い領収証、パスポートの提出 ここまで終わりましたら、もう間もなくビザを取得できます。 中にはビザの取得が必要なくネパール滞在できる人もいます。 以下がその条件に当てはまります。 ※2019年5月の時点 ・年齢が10歳以下の者 ・SAARC圏内の国籍者(アフガニスタンを除く)の初めの30日間 ・MoFA/Nepalesse diplomatic missions abroad発行のNRN(Non Resident Nepali)会員用フリービザ所有者 ・中国国籍者 ・中国、ブラジル、ロシア、タイ国の行政官(免除協定の適用のため) Q.一年の中で一番良い季節はいつですか? Q.大地震後のトレッキング道の状況はどうですか? A.現在ネパールのトレッキング道は安全です。2015年4月に発生した大地震によってランタン山域は大きな損壊を受けてしまいました。その損壊により美しい自然を誇るランタンバレーが一部廃墟と化し、多くの住民が棲む家と財産をなくしてしまいました。そのためランタンバレーの住民は他の地域への移住を余儀なくされました。ですが、現在はランタン山域も完全復旧しつつあります。アンナプルナやエベレスト、ランタン山域といった主要なトレッキングエリアでは通話やWi-Fi設備も整っています。遠征中にご家族やご友人と連絡を取ることができます。
トレッキング用具
靴 登山靴または軽登山靴 登山用靴下 服装 ダウンジャケットまたは化繊ジャケット ジャンパーまたは毛織物のジャケット ハイキング用ズボン ウォータープルーフのジャケットまたはポンチョ その他 傘(折りたたみ) 日よけ帽子 リュックサックおよびダッフルバッグ 寝袋 サングラス ヘッドライト 懐中電灯および予備の電池 雑多用品 トイレット用品およびタオル トイレットペーパー 日焼け止めローションまたはクリーム 薬および救急用具 カメラ 水筒または水ボトル ストック
アドバイス
ネパール観光トレックスからのアドバイス: *トレッキングに行く前にカトマンズに到着されたら日本円またはUSドルよりもネパールルピーを所持されることをお勧めいたします。カトマンズ市内では比較的良いレートで両替が可能です。 *カトマンズからポカラのフライトなら右側、カトマンズからルクラなら左側の窓際席を選ぶと良いでしょう。そうすれば窓からヒマラヤの美しい姿を見ることができます。 *高山病対策としてダイアモックス錠を常備されることをお勧めいたします。当社のツアーに参加される方には無料でお分けします。また、浄水錠剤が必要な方は、カトマンズ市内で購入することができます。 *トレッキング中は十分な水分補給を心がけてください。暖かい飲み物も効果的です。 *トレッキング中の飲酒および喫煙はご遠慮ください。標高2,500m以上の場所では特に危険です。 *高地での肉食は決しておすすめできません。高地では鮮度の悪い肉も多いため胃腸に大変負担がかかり、目的地までたどり着けなくなる可能性がございます。 *トレッキング道具はカトマンズでも安く買うことができます。スティックや寝袋はレンタル用具もございますが、数に限りがありますので事前にご相談ください。 *トレイルでは動物にご注意ください。登山道で荷物を背負ったヤクやロバとすれ違う場合は登山者は山側で待機してください。決して谷側で待機しないでください。荷物に押されて谷に転落する危険があります。 *山ではゴミを捨てず、ゴミ箱に入れましょう。 *トレッキング中はガイドの指示に従ってください。 *トレッキング中に下痢や嘔吐、発熱、疲労・倦怠感、めまいなどの症状が出ましたら速やかにガイドにお知らせください。ガイドまたはクルーがいつでも応急処置いたします。 *日本を出国する前に旅行保険には必ず加入してきてください。高山病、怪我または病気になった場合はヘリコプターによる救助が行われますが、救急搬送は高額な費用がかかります。